22 June

最期の贈りもの







星々は白く冷たい
部屋は耐えられないほどの静寂

あなたの肩に沈むものは
わたしには支えきれない
底のない夜へ沈んでしまったあなたを
ただ見つめるばかり

 太陽を遮った息苦しい雲
 明日を塗りつぶした絵の具
 道を塞いだ泥

息が再び蘇るように
 わたしの時間を止め
鮮やかな色がもどるように
 わたしの絵の具は封印され
前に進めるように
 わたしという泥を掻き出すわ

あなたを縛る鎖の鍵を
急いでかたどるわ
澄んだ青い水を
探してくるわ
薄くなった空気を
陽の下で入れ替えるわ

あなたには大空を捧げるわ
翼になるから
あなたは羽ばたいて
ただ青の向こうへ

わたしはすべての影を
この背に抱えて立ち去るわ
愛するあなたへの、最期の鼓動は
その息を解く、贈りもの