Old Color Pale and Vivid

黒の呟き











至上の恋に登りつめたあと
墜ちたのさ

もう恋なんてしない
確かにその通りの人生を送った

あの人の思い出だけで
生きて来た

どこに住んでいるのか
今も生きているのかさえ知らない

私さえ生きていれば
あの人も生きているだから気にならない
















     森田童子という歌
                       哀寂静炎
今はもう過ぎた季節

   それでも想い出す刹那



                                                   音楽に頼る
                                   静けさ
                                          忘れることが出来ぬままに 









もうボクは戻れない
  目を逸らしても瞑っても
     この胸の痛みは消えてくれない








        避けて通るのは
偽りの同情とおしつけられる教義                       









時間は過ぎていくばかりで

わたしなどを意に介さないのは当然なのだが
たまにはチラリと
横目に留めてはくれまいか
そうすればわたしの時間などすべて
不要となるだろうに









 

                               SAPPORO
                                      




あらゆるものすべて
と彼女は言った





   tattoo
    それは入れ墨のことであり
     入れ墨とは縄文土偶でもある
              ワタシは現代人なので刺青は入れない
      『Gomenasai ♪♪』








魂は饒舌なこの世界を沈黙で包囲する


                                      ルタオ
                                      って
                                      オタル






あそこで信号待ちをしているスーツの男は
「ワタシ」だった
奇妙なことだが最近そんな風に想うことがある
子犬を連れてのんびり散歩しているあの老人も「ワタシ」だと感じる









雨の副都心の空に赤く燃える雲
      あれはいつぞやの情熱

たっぷりと
夜半
上海娘
        
小用を
たす暇もなく
寝てしまう
                        夕焼けが
                       怪しき明日を                                      哀しんで
                                           
黙ってやっており
月の華                                                                                名も知らぬ                                       花より団子

                      夜さえも   
                       騒がしき
                      酔いの
                        夢

    寂しげに佇んでおり
          
           たっぷりとおんなの 香り
                                 酔うておれば子ども

花冷えて                    
このままずっと咲いていて!

                           早すぎる
                           桜を 観るのは
                               つらい                       

          酔うており なすすべもなし                           

                                     匂う夜の雨は
                                 弾けたタイムカプセル
           
             雨の音に
              恋を懐かしむ夜の
                   温かさ

ふっ          
と微笑む 雪が降る
あなたは寝てる
雪が降る
あなたは起きない     
だから      
昼飯は        
カップラーメン                 

記憶にないほどの遥かな彼方に過ぎ去ってしまったのに                 
小さく震える微かな哀しみの感触 あの夏  

みずうみの畔で 君と誓った  
永遠の沈黙     
水面に波紋すらない   【誓い】

      にじむ汗が          
      貼りつく           
      繁華街を    
      揺れながら   
      歩く  【夏】  
              
                   明日の不安に                
                    思い煩っていた朝                
                     富士山がドンとあった
                      ああ                
                       今日を生きよう  【確かな朝】











              















Alternative Metal / Metalcore Mix ( all kind of metal ) 57分





光る落晶の粒ひとつありて
歓喜を拡げる寒き気配










そうなの?
あたしは好きよ、アナタを
アナタがどうであれ あたしの気持ちに変わりはないわ
あたしより数センチ背が低くても構わないのよ
だって頭に手を当てて「このオチビちゃん」って言えるのは楽しいわ
ほんとのこと言うと夜にはいいこともあるのよ
言えないわそんなこと

だからお願い
元の鞘に戻ろうなんて思わないで お願い